ヴァイオリンは16世紀に北イタリアで登場して以来、ヨーロッパの室内楽やオーケストラで中心的な役割を果たしてきました。同時に、その持ち運びやすさや楽器としての特性から、世界各地の伝統音楽を含むさまざまな音楽文化に取り入れられ、広く浸透しています。
本イベントでは、汎用性の高いヴァイオリンを切り口に、楽器の展示方法や教育普及活動など、博物館における楽器の可能性について考えます。一般的に、楽器は音楽を演奏するためのものとされていますが、博物館や資料館などのアーカイヴ施設に収められた、演奏することのできない楽器にはどのような意味を見出せるでしょうか。
音楽の専門知識は問いません。演奏家、学芸員、研究者、教師など、楽器に関わる方、あるいはこれから関わってみたいすべての方を対象としています。一般の方の聴講も可能ですので、奮ってご参加ください。
日 時:2025年5月9日(金) 11:00~12:00
場 所:浜松市楽器博物館 天空ホール
料 金:入館料のみ
主 催:浜松市楽器博物館
共 催:東京藝術大学未来創造継承センター
出 演:酒井絵美、石井紗和子
助 成:JSPS科研費23K18604
問合せ先:東京藝術大学 未来創造継承センター(担当:酒井)
future@ml.geidai.ac.jp
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著作者:freepik
Auther: Vssun